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2021_0725_134555 【ATO】

写真: 2021_0725_134555 【ATO】

写真: 2021_0725_134729 京津線 御陵駅坑口 写真: 2021_0725_134111 京都市営地下鉄東西線 三条京阪駅

電車の保安装置:人間の判断ミスのバックアップは
ATS:automatic train stop 列車自動停止装置で始まりました。
信号を見落としたら非常ブレーキで電車を止める。
そこから
ATC:automatic train control 列車自動制御装置に進化し、止めるだけではなく、前を走る電車との距離に応じたスピードを守らせる、となりました。
赤信号だけでなく黄・緑の減速信号(65キロ)や黄の注意信号(45キロ)、黄・黄の警戒信号(25キロ)も破ったらその速度まで減速させる、という機能が追加されました。
ATSの方も今では改良が進み、単に赤信号だけではなく、地上から送られるカーブや下り坂の制限速度、電車が個々に持っているブレーキの性能も加味してもうやばい、というときに介入してブレーキをかけるようになっています。
これらはいずれにしても電車を減速させる、止める、という方向に作用する「保安」に特化した装置でしたが、
ATO:automatic train operation 列車自動運転装置
は、走らせる方向にも作用するものです。
ここまでくると非常用ではなく常用するので非常ブレーキのようにとにかく止まればよい、というのではなく通常は滑らかに、正確な位置に止めるため、桁違いに細かいコントロールが要ります。運転士さんは6〜7段の強さのブレーキを微妙に加減して滑らかに止めますが、自動運転の方は30段以上の超多段ブレーキを使って滑らかに止めます。

京都市営地下鉄東西線は全面的にATOが導入され、運転士さんは乗っていますが、基本監視員で、電車は自動で走っています。加えて開通当初から全駅でホームドアが備えられておりそれに関連した機器も乗っています。

京阪800系は地下鉄東西線に乗り入れるため、山道や路面を走るための泥臭い?装備に加え、これらのハイテク装備も搭載しています。

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