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2021_0725_134111 京都市営地下鉄東西線 三条京阪駅

写真: 2021_0725_134111 京都市営地下鉄東西線 三条京阪駅

写真: 2021_0725_134555 【ATO】 写真: 2019_0813_162733 地下鉄東西線

京阪京津線(けいしんせん)は京都の三条と滋賀県の大津を結ぶ電車です。

明治時代の鉄道は蒸気機関車であまり急な坂が上れなかったことに加え、土木技術も未熟であまり長いトンネルは掘れなかったので、官設鉄道の東海道本線は、京都と滋賀の間に立ちはだかる東山と逢坂山を避けて大きな迂回ルートをとっていた上に、スイッチバックまであり、時間もかかってあまり便利とは言えませんでした。
そこで明治の末には、坂道や急カーブにはめっぽう強く、折り返しが簡単で頻発運転が可能な電車を使った旅客専用の鉄道、ということで敷かれたのが京阪京津線です。開通当時は京津電気鉄道という独立した会社でした。
こちらは東海道=国道1号線の路面、あるいはすぐ脇の専用軌道を走るため、急カーブ・急こう配が連続する路線ですが、京都と大津をダイレクトに結びました。

さて、時代が下って1960年代になり、京都市内も交通渋滞が深刻になり始め、地下鉄が検討され始めました。
東西の軸として東の山科区の六地蔵から西の二条駅を結ぶ路線か計画されましたが山科から三条までは京津線と被る計画になりました。
そのため、京津線は山科の一つ三条寄りの御陵駅〜三条間は廃止され、御陵駅から地下鉄東西線に乗り入れるという今の形になりました。

京阪は、今でも電車としては大阪から大津までつながっているのですが、路線としては三条〜御陵間は分断されています。路線の分断は利便性ではあまり変わらないものの、遠し運賃とならないので割高となるのがちょっと、です。

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