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ラーメン・油多め@三浦家・葛飾区金町

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写真: ラーメン・油多め@三浦家・葛飾区金町

写真: ちょっとずつ鰹昆布水つけめん・麺300g@金龍・千代田区小川町 写真: 銀笹らーめん・塩+味玉@銀笹・中央区築地市場

ラーメン 三浦家
  葛飾区金町6-5-1 ベルトーレ金町1階

 中野区新中野に本店がある「武蔵家」の総大将である三浦氏が、地元金町の南口駅前に建てられた複合再開発ビルに自らの名を冠した「三浦家」をオープンさせたのは昨年8月。即、行列店になったと聞いたのでこれまで様子見をしていたが、どうやら落ち着いたようなので行ってきた。平日の11時半に着くと男女二人が並んでいただけだったので、一旦入店して標記の食券を購入し二人の後ろに接続した。デフォのラーメンが今時650円とは驚きだ。その後、急に列は長くなり、10分余りの間に10人以上がつながった。並んでいる途中、小柄で美人な女性従業員さんが食券を回収しに来、その際、お好みとサービスのライスの有無を聞かれたので、油多め、ライス有りでお願いした。
 その後しばらくで入店案内があり、お店到着後トータル20分弱で配膳された。麺は家系では定番の緩く波打つ幅5mmほどで長さ短めの平打ち麺。店頭の入り口横に黄色い麺箱が数段積んであったが、そこには?酒井製麺と家系の総本山である吉村家でも使っている製麺所の名前が赤字で書かれていた。前述のように、麺の硬さに注文を付けなかったのでいわゆる普通の茹で加減だが、麺肌はツルツルで噛むと軽く歯応えがあってモチモチ。家系では麺硬めで頼む人も多いが、自分はこういう気持ち軟らかめに近いくらいが酒井製麺の麺だとベストだと思っているので満足だ。スープは少しとろみのある醤油トンコツ。濃厚ではあるがクセはなく匂いも穏やかで、旨味とコクが強く感じられる。一方で、角は取れているものの醤油の風味が立っていて、最近の家系ではあまり出会わないタイプに思える。ライスを無償提供するくらいラーメンライスを推しているためか、ご飯に合うようやや濃いめでしょっぱめに仕立てられているようで、ラーメン単体で食べるなら味うすめがベターかもしれない。また、いつもどおり油多めにしたら、油の層が浮くほどたっぷりと鶏油が注がれていた。まあ無理なく食べることはできたが、次回からは油ふつうでよいだろう。なお、食事中も厨房からは「味こいめ、うすめは食べている途中でも調節できるのでお声がけください」的なアナウンスが頻繁にされていたので、そこは食べてみてでもよいかも。途中で、卓上にあった一味の醤漬けという豆板醤代わりの辛味調味料と、少し遅れて無臭ニンニクを適宜投入し、ジャンキーな方向へ味変させた。言うまでもなく旨し。チャーシューは吊るし焼きの肩ロース。ベーコンのような燻煙香とハムのような味わいで、これなら1枚70円、3枚200円で追加トッピングするのは大いにあり得るだろう。また、定番具材のホウレンソウは冷凍もののようでシャキッとした感じはなかったが、反面、量は多めだったのは救われる。薬味として粗みじん切りの白ネギがパラパラと。
 ライスは小振りの丼に軽くよそわれていて、配膳の際「熱いのでやけどに注意してください。」と言われるほど炊き立てホカホカ。過去のレビューを見ると硬いとかパサついているとかといった感想があるが、今はそんなことは全くなく美味しいご飯だ。麺を食べつつ、そのサービスライスにカウンターの所々に置いてある青かっぱ漬けを添えて食べたり、それをスープと鶏油にたっぷりと浸した海苔で巻いて食べたり、さらには一味の醤漬けを少量塗ってラーメンスープをかけて食べたりと、存分にラーメンとご飯を堪能しているうちに固形物を食べ切った。スープは残ったものの、減塩のためそれ以上は手を付けなかった。お腹も気分も満足して退店した。

・お気に入り度:〇+

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