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山椒と黒毛和牛平打ち油そば@安ざわ家上板橋本店・板橋区上板橋

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写真: 山椒と黒毛和牛平打ち油そば@安ざわ家上板橋本店・板橋区上板橋

写真: 淡竹+煮玉子@優光銀座店・中央区新橋 写真: 旭川正油ラーメン@渡なべ・新宿区高田馬場

Heart Restaurant 安ざわ家(アンザワヤ)上板橋本店
  板橋区上板橋3-20-8 MODEビル1階

 Twitterに、この日限りの限定メニューを提供するとあったので、面白そうと訪れた。平日、開店直後の11時半にお店に着くと、先客は一人のみだったが、その後は次々と客が来店しにぎやかになった。お店の真ん中付近に置いてある小さな券売機で食券を買おうとしたら、限定用のボタンや1000円のボタンが見当たらないので周囲を確認したら、券売機の上に立てかけてあった限定メニューを知らせるボードに「お声がけください」と書かれていた。アルバイトらしき若い女性にその旨話すと直ぐに話は通じ、千円札1枚を手渡して注文完了。
 10分ほどで運ばれてきた丼を見ると、麺は既に醤油ダレと香味油で和えられていて、そのため、丼の底に張ってある醤油ダレや香味油の量は少な目。具材や薬味は黒毛和牛の炒め煮、メンマ、フライドオニオン、焼き海苔1枚、ナルト、木口切りネギと予想外にシンプル。ありがちなニンニクや魚粉などは使われていない代わりに、全体にたっぷりと山椒が振り掛けれれているのがユニークだ。前述のように既にタレ等と麺は和えられているので、山椒が混ざるように軽く混ぜるだけなので比較的早く食べられる。麺は幅が7〜8mmのきしめんのようなストレートの平打ち。きしめんほど薄くはないため、しっかりとした歯応えがあってモッチモチとしている。聞くところによると、このお店では池袋の松本製麺所の麺を使っているらしいが、この限定メニューの麺も同所製かどうかは分からない。麺に味が載りやすい油そばであるが、幅広の平打ち麺だけあってタレと香味油に負けておらず、バランスが良いように感じる。その香味油はギトギト感や重さは全く感じず、油そばにしては結構サラッとした印象だ。上質な植物性のものを使っているのだろう。醤油ダレもしょっぱさ、風味とも控えめなので、具材等一つ一つの味わいがよく分かる。シビカラ具合に関しては、ピリ辛程度の辛味を感じるのでタレに唐辛子系の辛味調味料が混ぜてあるようだ。また、山椒は花椒ではなく和山椒のようで、このため香り高いものの痺れ具合は控えめで、例えて言うなら、ウナギのかば焼きに多めに山椒を振り掛けた時に近い感じだ。牛肉は脂身がないのでモモ肉のようで、口に含んだ瞬間すき焼きが思い浮かんだ。軟らかく旨味もばっちりで、思わず笑みがこぼれる。メンマは薄めの短冊状だが、ジャキジャキと強めの食感の上、味わい慣れたいつもの発酵臭とはまた違った風味が感じられる初めての味わいだった。
 いくら食べても麺があまり減らないように感じられ、結局、食べ終えた時にはお腹がかなりふくれた。体感としては、大盛ではないものの麺量は300g近くあったように思える。結構な量ではあるが、山椒の風味と刺激のお陰で飽きることなく完食できた。この量で和牛もそれなりに入っていて千円なら御の字だ。

・お気に入り度:〇

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