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【04】青い「しらさぎ」。

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写真: 【04】青い「しらさぎ」。

写真: 【03】関西にもあった、黄色い「国電」。 写真: 【05】583系きたぐに〜思い切って流し撮り〜

「雷鳥」とならび長年北陸本線の屋台骨を支えてきた特急「しらさぎ」。
現在も名古屋・米原〜金沢間でその名前は活躍し続けていますが、今から15年ほど前はこの「しらさぎ」もご多分に漏れず北陸特急の定番・485系を用いていました。
長年伝統の国鉄特急色をまとい続け、また初期のボンネット型先頭車も健在だったこの「しらさぎ」号でしたが、2001年ごろから「スーパー雷鳥」に活躍してきたパノラマグリーン車の連結と合わせてご覧の白・青をベースにしたカラーへと塗り替えそして室内のリニューアルも始まり、順次国鉄色の車両とボンネット先頭車は引退していきました。
先頭に表示していた「しらさぎ」のヘッドマークをベースにした車体色はすでにベテランの485系に新鮮味をもたらし、沿線の山野にもマッチしていたように思いましたがそれもつかの間、2003年には早くも「サンダーバード」と同型の683系が「しらさぎ」仕様の5+3両編成でデビューし、この通称「あおさぎ」色の485系は働き場所を追われるのでした。
しかしそこはJR西日本、再び国鉄色に塗り直し「雷鳥」へ返り咲く車、あるいは交流機器を降ろして京都・大阪から北近畿方面へ向かう特急に転用するなど折角リフォームしたこの電車たちをあっさり廃車にするのではなく第三の働き場を与えるのでした。

2002年盛夏の撮影。
「そろそろしらさぎ号にも新車が入るらしい」との噂が流れており、「雷鳥」と合わせて豊富な列車が撮影できる新疋田駅で一日過ごした時のもの。
レンズは当時お世話になっていた先輩から毎度借用していたミノルタAF85/1.4G。
単焦点なので画角の制約はあれどそれゆえの明るさ、この上ない味のある描写でいつも遠征の際はお借りしていました。
学生身分の自分には手が出ないシロモノ、ミノルタがカメラ事業から撤退して10年経過しても未だに高価で取引されているような貴重な銘玉、貸し出しをいつも快諾して下さる有難い先輩でした。

フジクローム・プロビア100F(RDPIII)という今でも定番?としてラインナップに残されているポジフィルム。
ASA100を+1増感し使用したのですが、このフィルム全盛末期のころの製品は粒状性も細かく、増感しても元々と遜色ない発色。しかも10年以上経過していたのに退色も少ないので今となっては良い記録になりました。

DATA:ASA200(+1),85mm,1/750,F=AUTO

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