冷がけ中華そば・醤油・大盛@七彩・中野区都立家政
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食堂 七彩
中野区鷺宮3-1-12
梅雨明け以降の東京は猛暑日にはならないものの、連日、蒸し暑い日が続いていて気力とともに食欲まで奪われがちだ。こんな時は、冷たくてチュルチュル啜れる一杯がよかろうと麺や七彩@中央区八丁堀の姉妹店にやってきた。こちらは、手打ち麺を使った喜多方らーめんと、珍しい稲庭乾麺の稲庭中華そばがメインのお店で、開店時間から少し過ぎた11時35分時点で先客は一人のみとガラガラ。入り口にある券売機で標記の食券を発券。1070円。食券を手渡す際に醤油と塩のどっちにするか聞かれたので、一般的と思われる醤油でお願いした。なお、券売機周辺には喜多方らーめん用の手打ち麺に関しては麺量の説明書きがあったが、稲庭中華そばや今回頼んだ冷やがけ中華に関しては、その時点では麺量に関する情報はなかったものの、並盛ではきっと少ないだろうと思って大盛にした。実際は、カウンター席に着くと目の前に麺量の説明書きがあり、それによれば、つけ麺以外の稲庭乾麺メニューでは並盛200g、大盛280gとのことで、大盛は多すぎたかもと少し不安になった。
しばらくして丼が配膳された。見た目はスープ少な目、麺多めなものの富士山にもなっておらず、これなら食べ切れそうと安堵した。麺は細めのストレート中麺。口当たりはチュルンと、そして噛むとやや弱めながらもシコシコっとした食感が続く。この麺は、有名な秋田県の稲庭うどんと同じ技術を用いて作られた乾麺だが、同じ乾麺でもインスタントラーメンに使われる油揚げ麺はもとよりノンフライ麺でさえ足元にも及ばない、生麺と全く遜色のない食感だ。一方、スープはよく冷えた醤油味の清湯。とは言え、冷たいせいか醤油の風味はあまり感じないし、出汁は鶏に煮干しなどの魚介、さらに昆布等を加えたものと思われるが、こちらも目立つ風味とか香りはなく、ちょっと捉えどころがない仕上がりとなっている。食べやすさを優先した結果だろうが、個人的にはもう少しインパクトが欲しいと感じた。具材は、あまり締まっておらずさっぱりとしたうまみのあるモモ肉と思われる赤身のチャーシュー、ざく切りにしてブラックペッパーをまぶした穂先メンマ、ラーメンの具材としては初めてのナメコに薬味の木口切りネギ。いずれも、この冷たいラーメンによく合っている。
麺は280gもあったかなと思えるくらいスルスルと食べて完食。
・お気に入り度:〇
アルバム: 東京のラーメン・その2
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