クロオビフユナミシャク#18
Operophtera relegata Prout, 1908
シャクガ科 ナミシャク亜科
♀
埼玉県所沢市 2014.12.28
林縁の金属柵で♂をコーリング。
出現ピークはとうに去っており、もう♂はほとんど見かけない…。
成虫出現月:12〜1
幼虫食餌植物:アカシデ、クマシデ、イヌブナ、クヌギ、コナラ、アベマキ、
シラカシ、アラカシ、ズミ、リンゴ、タカオカエデ、
ヤマツツジの葉と花
♂
http://photozou.jp/photo/show/1433095/215227285
G0627-18
アルバム: 蛾・シャクガ科5・フユシャクの仲間
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コメント (3)
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コーリングに応えてどこからともなく夜の闇を飛んでくる♂の行動も神秘に包まれていますが、蛾の種類と同じ数だけのフェロモンがあるのも不思議ですね。
違う種のフェロモンには反応しないわけですから、成分の微妙な配合の違いで決まるのでしょう。
人類の分析技術でこれらを特定できるのですかね。2014年12月30日 07:16 norak のら (8)
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のらさん
性フェロモンの成分は種ごとに違うことで種が保存されているのでしょうが、どうやらその違いは微妙なようで、時に間違うこともあるようです。
既にご覧下さっていると思いますが、先日クロオビフユナミシャク♀とサザナミフユナミシャク♂の異種間交尾を初めて目撃しました。この二種は同属で、両種はごく似通った性フェロモンを持っていることが推察されますが、フユシャクの権威・中島秀雄先生は、やはり同属間のイチモジフユナミシャクとナミスジフユナミシャクの多くの例、ナミスジフユナミシャク♀とサザナミフユナミシャク♂の例の他に、異属であるチャバネフユエダシャク♀とウスオビフユエダシャク♂の異種間交尾も報告されています。いずれの例も産卵には至らず、交雑はしないようですが、性フェロモンの成分は、もしかすると亜科レベルでは種ごとの大きな違いはなく、♀♂の交尾器が結合可能ならばしてしまう場合がある、ということも考えられるかもしれません。
http://ci.nii.ac.jp/naid/1100076074512014年12月30日 14:41 monroe (30)
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シロオビフユナミシャク♀とサザナミフユナミシャク♂の異種間交尾
http://photozou.jp/photo/show/1433095/215949268
上記のペアのクロオビ♀単独写真
http://photozou.jp/photo/show/1433095/215949267
サザナミフユナミシャク♀♂の正常な交尾
http://photozou.jp/photo/show/1433095/216097208
上記のペアのサザナミ♀単独写真
http://photozou.jp/photo/show/1433095/2160972052014年12月30日 14:41 monroe (30)
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