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牛骨蟹パイタン@つきひ・江東区亀戸

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Photos: 牛骨蟹パイタン@つきひ・江東区亀戸

Photos: まぜそば@しののめヌードル・江東区亀戸 Photos: ワンタンメン(塩)@船越・杉並区桜上水

亀戸煮干中華蕎麦 つきひ
  江東区亀戸5-13-2 スクエア三報ビル1階亀戸横丁内

 この日の昼営業で標記を30杯程度提供するとつぶやかれていた。煮干ラーメン専門店だが時々煮干とは全く関係ないメニューを提供し、それが高確率で美味しいのでチャンスがあれば食べるようにしている。以前、長谷川社長から伺った話では、こちらのお店はビルの奥深い所に位置しているので通りすがりの人がブラっと入店することはなくお客が固定的。そのため、飽きないように全く違ったメニューをたまに提供するようにしているそうだ。牛骨とカニというあまり聞かない組合せをどんなふうに仕上げたのか気になるので訪れることにした。開店時間の11時半までにはまだたっぷりと時間があるので錦糸町からゆったりと歩いて行った。それでもお店には11時22分に着いてしまったものの、この時点で既に10人が並んでいた。最近は、平日でも多くの人が並ぶ人気店になったなと実感だ。11時半に予定通り開店し、順次食券を購入し座っていく。前述のように自分は11番目で、こちらのお店は9席のため2巡目だなと思っていたら、直前のお客さんが青年二人連れのため「お先にどうぞ。」と譲ってくれたので、丁重にお礼を述べてから1巡目の最後の客として滑り込んだ。
 1巡目とはいえ1ロット2~3杯で順番に作っていくし、途中で和え玉の注文なんかもあるので、配膳されたのは12時とずいぶん時間がかかった。麺は煮干ラーメンでは絶対に使われない、黄色っぽくて少し透明感が感じられる弱縮れ中麺。加水率がそこそこ高い麺を気持ち軟らかめに茹でてあるので軽い歯応えの後にモッチリとした食感が続く。煮干ラーメン専門店でこういう麺を食べるなんてなかなか無い経験だ。スープは牛特有の甘味を感じるとともに、香味油にヘットが使われていることもあって香りもよく食欲がそそられる。遅れてカニの風味が口中にばっと広がり、以降、牛とカニの旨味と風味のそれぞれ追いかけっこ状態に。加えて、カニ味噌ペーストが濃厚な味わいで、そのまま少量ずつ食べても、また、スープに溶き込んで味変的にも美味しく食べられる。白髪ネギとカイワレ大根を混ぜたものの下には鶏ムネチャーシューと豚肩ロースレアチャーシューが隠れていて、鶏は味わい・旨味はあっさりだがジューシー、一方豚は軟らかくて旨味濃厚とそれぞれの美味しさを味わえる。
 麺量はこちらのお店の定量である130g前後と思われ、少し量的には少ない気はするが、スープが結構こってり濃厚なため食べた感は意外にある。他の若い客のほとんどは和え玉を追加注文していたが、おじいは無理をせずそのまま退店した。

・お気に入り度:〇+

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